机の高さ計算
計算結果
机の高さ
- 座面の高さ
- 42.5 cm
- 座面から机までの高さ
- 26.9 cm
- 目の高さ(座位)
- 123.1 cm
座った姿勢のデスクは4つの数で表せて、その4つは1つの寸法から計算できます。座面の高さは身長の4分の1、机はそこから座った姿勢の肘の高さぶん上、目は床から身長のおよそ0.72の位置に来ます。身長170cmの人なら42.5cm、69.4cm、123.1cmで、3つとも既製の家具が作られている範囲に収まります。ただしこの比率は平均で、正直に言っておくべき但し書きがその下にあります。机の高さを決めている肘の高さは、身長との相関が弱いのです。身長の差のほとんどは脚の長さで、座ったときの肘の位置は脚の長さでは決まりません。だから同じ身長の2人でも、必要な机の高さが5cm違うことがあります。出てきた数は出発点として使い、そのあと自分の肘の高さを測ってください。測り方はこのページに書いてあります。
身長別の机・座面・目の高さ
| 身長(cm) | 座面(cm) | 机と座面の差(cm) | 机(cm) | 目(cm) |
|---|---|---|---|---|
| 150 | 37.5 | 23.7 | 61.2 | 108.6 |
| 155 | 38.8 | 24.5 | 63.2 | 112.2 |
| 160 | 40 | 25.3 | 65.3 | 115.8 |
| 165 | 41.3 | 26.1 | 67.3 | 119.5 |
| 170 | 42.5 | 26.9 | 69.4 | 123.1 |
| 175 | 43.8 | 27.7 | 71.4 | 126.7 |
| 180 | 45 | 28.4 | 73.4 | 130.3 |
| 185 | 46.3 | 29.2 | 75.5 | 133.9 |
| 190 | 47.5 | 30 | 77.5 | 137.6 |
どの行も同じ3つの比率を別の身長に当てはめたもので、算術が範囲全体で何をするのかが分かります。身長が5cm増えると机はおよそ2cm上がります。この緩やかさが、このページが出発点であって測定ではない理由です。身長が3cmずれても机は1cmほどしか動きませんが、肘の高さを間違えるとその分まるごと動きます。机の列は既製の机が作られている680〜760mmの範囲と突き合わせて読んでください。低い行はその下に、高い行はその上に落ち、真ん中の帯だけが合います。
公式
座面の高さ = 身長(cm) × 0.25、机の高さ = 身長(cm) × 0.25 + 身長(cm) × 0.158、床から目の高さ = 身長(cm) × 0.25 + 身長(cm) × 0.474
- 身長
- 靴を履かない状態の立ち身長
- 0.25
- 座面の高さが身長に占める割合。ほとんどすべての椅子の背後にある経験則
- 0.158
- 座面から肘までの高さが身長に占める割合。これが机と座面の差になる
- 0.474
- 座面から目までの高さが身長に占める割合。座面の高さを足すと床からの目の高さになる
机を買う前に、あるいは今ある机の高さが合っているか確かめたいときに使います。デスクワークの姿勢を決めるときの目安にもなります。実際に手を動かすべき答えは、机の絶対的な高さではなく「机と座面の差」のほうです。それが椅子を替えずに調整できる唯一の項目だからです。椅子が固定なら机がそれに合わせることになりますし、机が固定なら差が正しくなるまで椅子を動かすことになります。使うときにいちばん大事なのはモニターの上端で、目線の高さ付近に来ると首がまっすぐ保てます。この算術にできないのは、個人に合わせることです。同じ身長の平均的な人を表しているだけで、腕の長さや胴の長さ、あなた自身の体型については何も言っていません。
計算例
身長170cmの人
- 座面の高さ:170 × 0.25 = 42.5cm
- 机と座面の差:170 × 0.158 = 26.86、報告値は26.9cm
- 机の高さ:42.5 + 26.9 = 69.4cm
- 床からの目の高さ:170 × 0.724 = 123.1cm
3つの高さはどれも家具が作られている範囲に入ります。机は680〜760mm、座面は400〜440mm、机と座面の差は250〜320mmです。170cmは規格が大きさを決めた範囲のほぼ真ん中なので、平均が家具に合う場合にあたります。
身長160cmの人
- 座面の高さ:160 × 0.25 = 40cm
- 机と座面の差:160 × 0.158 = 25.28、報告値は25.3cm
- 机の高さ:40 + 25.3 = 65.3cm
- 床からの目の高さ:160 × 0.724 = 115.8cm
65.3cmは既製の机の下限である680mmを下回ります。算術は正しく、家具がそこまで低くないのです。およそ163cmを下回る場合の正解は、高さ調整式の机か、キーボードトレイか、椅子を上げたうえでの足置きです。座面40cmで机が標準の72cmだと差は32cmあり、25.3cmより大きいので肘が机より上に押し上げられます。
適用限界
ここにあるのは個人に当てはめた集団の平均で、いちばん弱いのは机の高さが依存しているところです。座ったときの肘の高さと身長の関係は緩く、相関は弱いままです。背の高い人と低い人の差の多くは脚の長さで、脚の長さは座ったときの肘の位置を何も語りません。同じ身長の2人が望む机の高さは5cm以上違うことがあります。170cmの人にとっての69.4cmは、そこから調整していく出発点だと思ってください。合い方が大事なら、自分の肘の高さを測ってください。算術は家具が作られている範囲の外の値も出します。およそ163cmを下回ると680mmを下回り、およそ186cmを上回ると760mmを超えますが、それは固定寸法の机の限界であって、計算の誤りではありません。この比率は成人のもので、子どもには当てはまりません。子どもの椅子は身長だけでなく座面の奥行きと足が床に届くかで決まります。ここには机の上で実際に何をするかも入っていません。キーボードトレイ、ノートパソコンのスタンド、2台目のモニター、製図台はどれも正しい答えを変えます。最後に、正しい机の高さは誤った姿勢を直しません。椅子に腰の支えがなければ、モニターが横にずれていれば、同じ比率のままでも悪い座り方はできます。
よくある質問
- 標準的な机の高さはどのくらいか
- 既製の机は680〜760mmで作られており、汎用の机としては720〜750mmが小売でよく見る値です。この範囲は平均的な成人を基準に決められているので、身長分布の真ん中あたりの人は合い、それ以外の人はおおよそ合うことになります。ここで使う比率(身長 × 0.25 + 身長 × 0.158)は170cmで69.4cm、175cmで71.4cmと、どちらもこの範囲に入ります。160cmでは65.3cm、190cmでは77.5cmと、逆方向に外れます。
- 座ったときの肘の高さはどう測るのか
- 実際に使っている椅子に座り、足を床につけて背もたれに背中を預けます。上腕はまっすぐ下に垂らし、前腕は水平に休ませてください。持ち上げてはいけません。座面の上端から肘の下面までを、メジャーを垂直に保って測ります。その距離が、目指す机と座面の差であり、机の高さが依存している数です。やる価値があるのは、このページの比率が平均でしかないからです。直接測ればあなたにとって厳密な値になり、1分もかかりません。
- 椅子と机のどちらを調整するのか
- 先に椅子を決め、それから机を合わせます。座面の高さは脚で決まり、足は床に、ももはほぼ水平に、ひざの裏に圧がかからないようにします。それが決まったら、机のほうが肘に来るのであって、その逆ではありません。机が動かないなら、椅子を正しい高さまで上げて足置きを足してください。机がその人にとって高すぎるときの標準的な対処です。机が低くて上げられないならキーボードトレイやかさ上げが効きますが、そのときはモニターも一緒に上げる必要があります。
- モニターの高さはどう合わせるのか
- 画面の上端が目線の高さ、または少し下に来るようにします。画面の中央をわずかに見下ろす形になり、首がまっすぐ保たれます。このページは床からの目の高さを出します。身長170cmの人で123.1cmで、上端をそこに合わせてください。遠近両用や二重焦点のレンズを使っているならモニターはもっと低くします。レンズの下のほうを通して読むからです。スタンドなしのノートパソコンなら画面はこれよりずっと低くなるので、対処はセットアップ全体を上げることではなく、スタンドと外付けキーボードです。
- この比率は子どもにも使えるのか
- 使えませんし、その失敗は小さくありません。子どもは成人を縮めたものではなく、成長につれて体の比率が変わります。椅子が合うかを決めるのは、身長だけでなく座面の奥行きと足が床に届くかどうかです。この式で机を合わせた子どもは、足がぶらぶらになり、机が胸の高さに来ます。子どもの家具は年齢と身長の帯ごとに独自の規格で決まっており、正確な机の高さより足置きのほうが大事です。
参考文献
- Office ergonomics — 作業に合った高さ、座り方、そして調整する順序 — Canadian Centre for Occupational Health and Safety
- Computer Workstations eTool — ワークステーション各部の高さと椅子の調整 — Occupational Safety and Health Administration, US Department of Labor