減価償却計算
計算結果
初年度の減価償却費
- 最終年度の減価償却費
- 5,400.00
- 1年あたりの平均減価償却費
- 5,400.00
- 減価償却費の合計
- 27,000.00
減価償却は、資産の取得原価を使う年数に配分する手続きです。この計算機は、小規模な事業者が実際に選ぶ3つの方法を動かします。定額法、200パーセントの定率法、そして級数法です。原価、耐用年数の終わりに見込む残存価額、使う年数を入力してください。3つの方法はどれも同じ総額を償却するので、面白いのは合計ではなく、どの年が重い負担を負うかです。このページは初年度、最終年度、平均、そして3つの方法を並べた年ごとのスケジュールを表示します。
同じ30,000の資産を3つの方法で見た年ごとの表
| 年 | 定額法 | 定率法(200%) | 級数法 |
|---|---|---|---|
| 1 | 5400 | 12000 | 9000 |
| 2 | 5400 | 7200 | 7200 |
| 3 | 5400 | 4320 | 5400 |
| 4 | 5400 | 2592 | 3600 |
| 5 | 5400 | 888 | 1800 |
どの行も同じ資産です。原価30,000、残存価額3,000、耐用年数5年なので、3つの金額列の間で変わるのは方法だけです。そのおかげでこの表は、1つの問いを3通りに尋ねた答えになっています。その原価はいつ費用になるのか、という問いです。定額法の列は対照で、どの行も5,400で動きません。定率法の列は12,000で最も高く始まり888まで落ちますが、その最終行が、公式だけでは仕事が終わらないことの証拠です。帳簿価額が残存価額3,000を超えて3,888残っていたので、最後の負担は割合が与える1,555.20ではなく、その残額そのものになります。級数法の列は9,000から1,800へもっとゆるやかに落ち、どの行でも中間の選択肢です。どの列を足しても27,000になり、3つとも同じ数になることがこの表の言いたいことです。表の中の数は計算結果をそのまま出しているので、4桁の数にも3桁ごとの区切りは入っていません。
公式
償却基礎額 = 原価 − 残存価額、定額法 = 償却基礎額 ÷ 耐用年数、定率法 = 帳簿価額 × (2 ÷ 耐用年数) で残存価額を下回らない、級数法 = 償却基礎額 × (残りの年数 ÷ 1から耐用年数までの合計)
- 原価
- 資産を取得して使えるようにするまでの支出です。本体の代金と、動かすために必要だった費用を含みます。多くの資産では請求書の額に運送費と据付費を足したもので、定価ではありません。
- 残存価額
- 使い終わるときにいくらの値打ちがあると見込むかです。計算機が調べられるものではなく自分で与える見積りで、ゼロでもかまいません。廃棄するだけの設備ではゼロが最もよくある答えです。
- 耐用年数
- その資産を何年使うかで、整数年で数えます。収益を生む期間についての会計上の見積りであり、物理的に何年もつかより短いのがふつうです。
- 帳簿価額
- 原価からこれまでに償却した分をすべて引いたものです。定率法は、元の原価ではなくこの縮んでいく額に対して一定の割合を掛けるので、負担が年々小さくなります。
- 1から耐用年数までの合計
- 耐用年数がn年なら1 + 2 + … + nで、5年なら15になります。各年の負担は償却基礎額に「残りの年数 ÷ この合計」を掛けたもので、初年度が基礎額の15分の5、最終年が15分の1になるのはそのためです。
必要としているのが売却価格ではなく毎年の費用であるときに使います。聞こえるより狭い問いです。両者は混同されがちです。どちらも「資産が毎年失うもの」と説明されるからですが、算術は同じではありません。このページはすでに払った原価を自分で選んだ期間に配分し、市場価格のページは今日いくらで売れるかを追います。押さえるべき点が3つあります。方法は事実ではなく選択です。3つのうちどれかが他より正しいわけではなく、選ぶ理由は便益の形にあります。初年度に多く稼ぐ資産、たとえば配送車や、より良い技術に置き換えられる機械には、前半に重い方法のほうがよく合います。ここに出る数はすべて2つの見積りの上に建つ見積りです。残存価額と耐用年数がそうで、正確に見える年間費用が何年もずれた耐用年数の上に載っていることがあります。そして最終年は公式どおりではなく残っている帳簿価額に合わせます。3つの方法がどれも数セントずれずにちょうど残存価額に着地するためです。定率法の率は耐用年数から2 ÷ nで決まりますが、これは税務上の償却率とは別物で、ここでは会計上の配分の形として置いています。
計算例
原価30,000・残存価額3,000・5年の資産を定額法で
- 償却基礎額:30,000 − 3,000 = 27,000
- 年間の負担:27,000 ÷ 5 = 5,400
- どの年も5,400なので、初年度・最終年度・平均は同じ数になる:5,400
- 5年で償却する合計:5,400 × 5 = 27,000
平らな線であることがこの方法の狙いそのものです。資産の年齢によって負担が変わらないので、説明がいちばん簡単で、予算との比較もしやすい方法です。残存価額の3,000は費用として一度も現れない点に注意してください。最後に回収すると見込む価値として帳簿に残り続けます。
同じ資産を200パーセントの定率法で
- 率:2 ÷ 5 = 帳簿価額の40パーセントを毎年
- 1年目:30,000 × 40パーセント = 12,000で、帳簿価額は18,000
- 2年目:18,000 × 40パーセント = 7,200、3年目は4,320、4年目は2,592
- 5年目:公式どおりなら3,888 × 40パーセント = 1,555.20だが、残存価額を超えて残っているのは3,888 − 3,000 = 888だけなので、負担は888
- 合計:12,000 + 7,200 + 4,320 + 2,592 + 888 = 27,000
動かなかった2つの数を見比べてください。合計はやはり27,000で平均も5,400のまま、その一方で初年度は5,400から12,000へ、最終年度は5,400から888へ動きました。これがこの方法の取引のすべてです。償却する総額は変わらず、いつ償却するかだけが変わります。最終年の888が公式の1,555.20ではないのは意図的です。縮む残高に一定の割合を掛けると残存価額に近づきはしますが到達はしないので、最終年は残っている額に合わせます。
同じ資産を級数法で
- 級数の合計:1 + 2 + 3 + 4 + 5 = 15
- 1年目は基礎額27,000の15分の5:9,000
- 2年目は15分の4:7,200、3年目は15分の3、4年目は15分の2
- 5年目は15分の1:1,800
- 合計:9,000 + 7,200 + 5,400 + 3,600 + 1,800 = 27,000
3つの方法、3つの初年度(5,400、12,000、9,000)に対して、合計は27,000で変わりません。どれを選ぶか迷っているなら見るべきは初年度の負担です。3つが最も大きく食い違い、その年の利益への影響が現れるのがそこだからです。この方法はほか2つの中間に位置します。定率法はもっと強く前半に寄せ、定額法はまったく寄せません。
残存価額が原価の半分になる安い資産
- 率:2 ÷ 3 = 帳簿価額の66.67パーセント
- 1年目:1,000 × 66.67パーセント = 666.67だが、残存価額を超えるのは1,000 − 500 = 500だけなので、負担は500で頭打ち
- 帳簿価額が500、つまり残存価額になったので、2年目と3年目の負担はゼロ
- 合計は500で、平均は500 ÷ 3 = 166.67
残存価額が高いと、定率法を選ぶ理由であるはずの前半への寄せが消えます。資産はすでに回収見込みの額に近いところから始まるので、早い時期に償却する分がほとんど残っていません。前半に重い方法なら今年の利益が下がると決めつける前に確認すべき例です。
適用限界
これは帳簿上の減価償却、すなわちすでに払った原価を配分する規則であって、資産がいくらの値打ちになるかの予測ではありません。帳簿上は全額償却し終えた資産が実際にはちゃんとした値段で売れることもありますし、誰も買わないのに帳簿に残っていることもあります。2つの数は別の問いに答えており、このページのどこにも両者を突き合わせる仕掛けはありません。税務上の減価償却でもありません。現実の税制はそれぞれの方法・耐用年数・慣例を定めており、日本でも資産の種類ごとに法定耐用年数と償却率が決まっていて、ここで入力した耐用年数や選んだ方法とは一致しません。ここにある3つの方法はどれも同じ基礎額を同じ年数に配分するので、入れ替えられるのは総額においてだけで、時期においては決して入れ替えられません。最後に、残存価額も耐用年数も見積りであり、それが妥当かどうかはこの計算機には分かりません。
よくある質問
- 減価償却とは何か
- 資産の原価を、買った年に一度に落とすのではなく、使う年数にわたって利益から差し引いていく方法です。5年後に3,000の値打ちになると見込まれる30,000の配送車なら、配分すべき原価は27,000で、定額法なら毎年5,400ずつ配分します。この費用は支払いではありません。現金は車を買ったときに口座から出ていっています。利益が出ているのに現金が足りない、ということが起こりうるのはそのためです。
- 3つの方法のどれを使えばよいのか
- どれかが他より正しいわけではありません。問いはどの方法が便益の形に合うかです。毎年ほぼ同じだけ稼ぐ資産なら定額法が合い、説明もいちばん簡単です。新しいうちによく働く、あるいはより良い設備に置き換えられるために前半で多く稼ぐなら、定率法か級数法のほうがよく合います。既定の30,000の資産では、初年度の負担が定額法で5,400、級数法で9,000、定率法で12,000になります。総額が同じでも、どの1年を取っても選択は実際の金額の差になります。
- 最終年度が公式どおりでないのはなぜか
- 定率法だけでは残存価額に到達しないからです。毎年、縮んでいく残高の一定割合を費用にするので、その接近の仕方では最後の数年が小さな端数を残します。既定の資産では公式どおりなら5年目に1,555.20を費用にしてもまだ帳簿に価値が残るので、片付けるには6年目が必要になります。最終年を残っている額に合わせることで、3つの方法がどれも残存価額にちょうど着地し、その上の数と各部分の合計が一致します。
- 税務上の減価償却と同じものか
- 違いますし、申告するならその違いは重要です。税制は方法も耐用年数も選択制ではなく自分で定めており、日本でも資産の種類ごとに法定耐用年数と償却率が決まっています。このページが出すスケジュールは帳簿上のものです。適用される規則を確認せずに税務申告へ入れてはいけません。
- 残存価額や耐用年数を間違えるとどうなるのか
- その分だけ年間の負担が同じ向きにずれ、方法の選択では埋め合わせができません。残存価額は最初に引かれるので、2,000多く見積もれば、これから償却する総額から2,000がまるごと消え、それが耐用年数に薄く広がります。耐用年数を長く見積もりすぎれば同じ総額がより薄く広がり、どの年も実際より良く見えます。どちらも見積りですから、悲観的な組と楽観的な組の2回動かして、答えがどれだけ離れるかを見るのが正直な使い方です。
- 残存価額はゼロでもよいのか、原価と同じでもよいのか
- このページではどちらも許されますが、意味は正反対です。残存価額ゼロは廃棄する設備ではふつうで、原価の全額が償却対象になります。10,000の資産を5年なら毎年2,000です。残存価額を原価と同じにすると、その資産は決して価値を失わないという主張になり、何も償却されず4つの数がすべてゼロで返ります。拒否される入力は原価より大きい残存価額だけです。償却基礎額がマイナスになり、年間の負担がマイナスの費用になってしまいますが、スケジュールはそんな数を出せません。
参考文献
- Publication 946 (2025), How To Depreciate Property — このページが意図的に採っていない税務側の規則。修正加速原価回収制度、その回収期間、および帳簿スケジュールでは使わない半年慣例を定めている — Internal Revenue Service (United States)
- A Brief Overview of Depreciation — 資産の原価を耐用年数にわたって回収すること、および会計上の費用と税務上の控除の違い — Internal Revenue Service (United States)
- 26 CFR § 1.167(a)-1, Depreciation in general — 減価償却控除、それが認められる耐用年数、そして考慮しなければならない残存価額を定義する規則 — Legal Information Institute, Cornell Law School (United States Code of Federal Regulations)