ブロック計算
計算結果
必要なブロック数
- モルタル量(立方フィート)
- 4.62 ft³
- モルタル量(立方メートル)
- 0.131 m³
ブロック計算は、壁でも車庫でも基礎の立上りでも庭の塀でも、コンクリートブロックの種類を選んで見付面積を入れると、買うべきブロックの個数と、それを積むモルタル量を出す計算機です。壁の厚さを選ぶ欄はありません。これは省略ではありません。コンクリートブロックの壁はブロック1個分の厚さしかないからです。390 mmのブロックは幅が190 mmあるので、1枚積みで既に自分の長さの半分の厚さになります。それより厚い壁は、2枚の壁の間に空洞か断熱材を挟んだもの、あるいはブロックの壁にレンガを張ったもので、どちらも「厚い壁1枚」ではなく「壁2枚」です。個数はブロックの見付寸法に目地を1本足したものから出ます。16 × 8インチは128平方インチ、144 ÷ 128 = 1.125個/平方フィートで、これは米国の積算表が載せている数と同じです。初期値は米国のブロック、見付面積100平方フィート、ロス5%です。
1平方メートルあたりのブロックの個数とモルタル量
| ブロック | 1個の重さ(kg) | 1平方メートルあたりのモルタル量(m³) | 1平方メートルあたりの個数 |
|---|---|---|---|
| コンクリートブロック(呼び寸法16 × 8 × 8 in) | 17.9 | 0.0134 | 12.1 |
| ブロック(390 × 190 × 190 mm) | 16.9 | 0.014 | 12.5 |
| ブロック(390 × 90 × 190 mm) | 8 | 0.0066 | 12.5 |
正味の量です。ロスは含まず、面積も掛けていません。結果パネルの数がロスとあなたの壁面積を含んだ値になります。この表の中身は英語版と1列ずつ違います。英語版は1平方フィートあたりの個数、1個あたりのモルタル、1平方メートルあたりの個数ですが、こちらは1個の重さ、1平方メートルあたりのモルタル、1平方メートルあたりの個数です。増えている1個の重さの列は推し量りで、外形体積 × (1 − 空洞率) × 2,400 kg/m³、空洞率は50%としています。規格ではなく量級です。390系列は仕様がそろっているのでこの列を出す価値がありますが、米国のブロックは同じ呼び寸法でも重さの幅が大きいので、1つの数を出すとかえって誤解を招きます。最後の列の個数はブロックの長さと高さだけで決まり、厚さにはよりません。だから390系列の2つはどちらも12.5個で、その手前のモルタルの列は2倍以上開いています。
公式
ブロックの個数 = ceil( 面積 × (1 + ロス率 ÷ 100) ÷ ((ブロックの長さ + 目地) × (ブロックの高さ + 目地)) )
- 長さ
- ブロック1個の長さに目地を1本足したもの。米国のブロックなら16インチ、390 mmのブロックなら400 mmのモジュールです。
- 高さ
- ブロック1個の高さに目地を足したもの。8インチ、または200 mmです。
- 面積
- 壁の見付面積。平方フィートで数えます。
- ロス率
- 正味の個数に対する余裕の割合(%)。
- モルタル
- 壁の体積から中のブロックの体積を引いたもの。中空ブロックでも厳密です。空洞が両方の項に出て相殺されるからです。
壁の見付面積が分かって、発注する前に使います。ブロックの個数は、見付寸法が同じなら90 mmのブロックでも190 mmのブロックでも同じです。厚さが効くのはモルタルのほうだけで、だから参考表のモルタルの列は両者で違い、個数の列は変わらないのです。ブロック壁の孔にコンクリートを詰める量を知りたいときはブロック中詰め計算を、レンガの壁ならレンガ計算を使ってください。あちらに壁厚の欄があるのは、レンガの壁に4通りの厚さがあるからです。
計算例
米国のブロックで100平方フィートの壁、ロス5%
- ブロック1個と目地:(15.625 + 0.375) × (7.625 + 0.375) = 16 × 8 = 128 in²
- 128 in² = 0.8889 ft²なので、1平方フィートに1.125個
- ロス5%を見込んだ面積:100 × 1.05 = 105 ft²(9.755 m²)
- ブロック数:105 × 1.125 = 118.1 → 切り上げて119個
- 壁厚:1枚分 = 7.625 in = 0.1937 m
- モルタル:(0.1937 − 12.11 × 0.014887) × 9.755 m² = 0.1308 m³ = 4.62 ft³
1平方フィートあたり1.125個は、米国のどのブロック表にも載っている数です。これは実際のブロックではなく、呼び寸法の8 × 16インチというモジュールから出てきます。モルタルはここでは壁の体積の6.9%にすぎず、レンガ壁の19%と比べてずっと少ない量です。ブロックは厚さ8インチで、目地は同じ3/8インチなので、モルタルの占める割合が小さくなるのです。この比率はブロック壁が速い理由でもあります。積む個数がレンガよりはるかに少ないからです。
390 × 190 mmのブロックで100平方フィート、ロス5%
- ブロック1個と目地10 mm:400 × 200 mm = 0.08 m²
- 1平方メートルあたり:1 ÷ 0.08 = 12.5個
- ロス5%を見込んだ面積:100 ft² = 9.290 m²、× 1.05 = 9.755 m²
- ブロック数:9.755 × 12.5 = 121.9 → 切り上げて122個
- 壁厚:190 mm
- モルタル:(0.190 − 12.5 × 0.014079) × 9.755 m² = 0.1367 m³ = 4.83 ft³
メートル法のブロックは縦横とも米国のものより少し小さく、目地は逆に太いので、米国のブロックが119個のところを122個要します。呼び寸法を見ただけでは誰も気づかない2.5%の差です。どちらも1平方メートルあたり12.5個か12.1個で、頭に入れておくべきなのはこの数です。1平方メートルにおよそ12個半であって、大きなブロックについて言われる9個や10個ではありません。
90 mmの間仕切り壁250平方フィート、ロス10%
- 見付面積は同じ390 × 190 mmなので、1平方メートルあたりはやはり12.5個
- ロス10%を見込んだ面積:250 ft² = 23.226 m²、× 1.1 = 25.549 m²
- ブロック数:25.549 × 12.5 = 319.4 → 切り上げて320個
- 壁厚:90 mm。個数は同じままで、厚さだけ半分以下
- モルタル:(0.090 − 12.5 × 0.006669) × 25.549 m² = 0.1696 m³ = 5.99 ft³
190 mmのブロックを90 mmのものに替えても個数は変わらず、モルタルだけが半分になります。2つのブロックの見付面積がまったく同じで、違うのは幅だけだからです。このページの個数が見付モジュールから出て、モルタルが壁の体積から出ることを示すいちばんきれいな証拠です。引き換えに失うものもあります。90 mmの間仕切りは1個あたり約8 kgで17 kgより軽い代わりに、遮音性能はかなり落ちます。
適用限界
空洞率50%という数は規格ではなく量級です。メーカーはブロックの種類と工場によって40%から60%の間で作っており、関連ページの中詰め量はこの数に乗っています。ブロックの寸法も動きます。呼び寸法8 × 8 × 16インチのブロックはどの面も実際には7⅝インチですが、同じ呼び寸法の割り肌やスランプ、溝付きのブロックは実際の見付面積が違うので、1平方フィートあたり1.125個では積めません。個数はどの隅も切らずに積む前提です。ですから出隅、臥梁、目地、開口部、控え壁、そしておよそ1平方メートル未満の壁はここで出る数より多く要ります。ロス率の欄はそのためのもので、開口部のある壁では5%は下限であって安全な値ではありません。モルタルは壁の総体積に対しては厳密ですが、目地がすべて充填されている前提です。目地を掻き出した仕上げなら使用量はもっと少なく、逆に孔にグラウトを詰める壁なら格段に多くなります。そしてこのページが数えるのはブロックだけです。鉄筋、グラウト、タイ、まぐさ、防水層、基礎のコンクリートは含みません。
よくある質問
- 1平方フィートにコンクリートブロックは何個入りますか
- 標準的な8 × 16インチのブロックで1.125個です。米国のブロック表はどれもこの数を載せています。16 × 8インチは128平方インチで、144 ÷ 128 = 1.125です。390 × 190 mmのブロックを目地10 mmで積むと1平方メートルあたり12.5個、1平方フィートあたりなら1.16個になります。どちらも同じ種類の数で、見付モジュールを単位面積で割ったものであり、ブロックの厚さにはよりません。
- ブロックの壁は壁の厚さを選ばなくていいのですか
- コンクリートブロックの壁はブロック1個分の厚さだからです。390 mmのブロックは幅が190 mmあり、1枚積みで既に自分の長さの半分の厚さになり、レンガのように4通りの積み方がありません。より厚い壁は2枚の壁の間に空洞か断熱材を挟んだもので、それは壁2枚分の個数です。レンガの版はレンガ計算を使ってください。
- ブロック壁のモルタルはどれくらい使いますか
- 厚さ8インチのブロックで100平方フィートあたりおよそ4.6立方フィートで、これは壁の体積の6.9%にあたります。同じ面積のレンガ壁は体積比でその3倍を使います。単位が小さく、目地の本数が多いからです。この数は壁の体積から中のブロックを引いたもので、中空ブロックでは偶然ではなく厳密に一致します。空洞が両方の項に数えられて相殺されるからです。
- ブロックのロスはどれくらい見ればいいですか
- 開口部のない平らな長方形の壁なら5%、出隅や開口部、臥梁、切断が入るなら10%です。ブロックはレンガより融通が利きます。切った後の端材を半個分としてそのまま使えるので、余裕は小さめで済みます。入力欄は0〜30%まで受け付け、ロスは面積に先に掛かるのでモルタルもそれにつれて増えます。
- コンクリートブロック1個の重さはどれくらいですか
- 390 × 190 × 190 mmで空洞率50%のブロックはおよそ17 kgになります。これは同じブロックが建材店のパレットに載っている重さと一致し、空洞率50%という数が量級として正しいことの確認のひとつです。同じ見付面積の90 mmブロックはおよそ8 kgです。米国のブロックはもっとばらつきます。普通重量の8インチブロックは30〜40ポンドで、軽量のものは25ポンドを切ることもあります。
- 壁の厚さを変えるとモルタルはどう変わりますか
- 見付面積が同じなら、ブロックの個数は変わらずモルタルだけが変わります。390 × 190 mmのブロックは1平方メートルあたり0.014 m³、390 × 90 mmのブロックは0.0066 m³です。厚さが半分になれば壁の体積が半分になるので、そこからブロックの占める分を引いた残りもほぼ半分になります。
参考文献
- Approximate Conversions from U.S. Customary Measures to Metric — インチ、フィート、平方フィートの換算表。このページの寸法と面積の根拠 — National Institute of Standards and Technology
- 国際単位系(SI)とは — 産業技術総合研究所 計量標準総合センター(NMIJ)