コンクリート計算
計算結果
体積(立方ヤード)
- 体積(立方メートル)
- 0.99 m³
- 体積
- 35.0 ft³
- コンクリート袋数(1袋25 kg)
- 85
コンクリート計算は、スラブでも基礎でも地中梁でも、打つ部分の長さ・幅・厚さとロス率を入れると、コンクリートの量を立方メートル(生コンの発注に使う数)と袋数(25 kgの袋入り乾混材を何袋買うか)で出し、立方ヤードと立方フィートを2行目に並べる計算機です。初期値は10 ft × 10 ft × 厚さ4 in、ロス5%で、この厚さは車道やアプローチのスラブでいちばんよく使われるものです。3つの体積はどれもロスを含んでいます。生コンは立方メートル単位で発注するので、注文するのはロス込みのその数であって、図面から出した正味の体積ではありません。ロスを係数に隠さず入力欄にしているのは、これが現場ごとに本当に違うからです。均して転圧した地盤に型枠を立てて打つならロスは小さく、掘った溝に直接打つ基礎や、地面が水平でないところではこぼれる分がはっきり多くなります。どちらを打つか知っているのはあなただけです。
参考配合比(1立方メートルあたり)
| 強度等級 | セメント(kg) | 砂(kg) | 砕石(kg) | 水(kg) |
|---|---|---|---|---|
| C20 | 343 | 621 | 1261 | 175 |
| C25 | 398 | 566 | 1261 | 175 |
| C30 | 461 | 512 | 1252 | 175 |
参考配合比であって施工配合比ではありません。32.5級の普通ポルトランドセメントと20 mmの砕石という組み合わせの慣用的な量級で、実際に打つときは試験室の配合比を使ってください。4列を横に足すとちょうど2,400 kgになります。これは1 m³の普通コンクリートの表観密度そのもので、この表とコンクリート重量計算が突き合わせられる唯一の点です。自分で足して確かめてみてください。水を質量で与えているのは、現場で砂や砂利の含水率を引くときにも同じ数を使うからです(175 kgはおよそ175 L)。C20・C25・C30は立方体供試体の圧縮強度による等級で、米国のpsi呼称とは供試体の形が違います。
公式
コンクリートの量(m³) = 長さ × 幅 × 厚さ × (1 + ロス率 ÷ 100)
- 長さ
- 打つ範囲の長さ。基準はフィートで、メートルやセンチメートルで測ったならその単位のまま入れてかまいません。
- 幅
- 同じ単位で測った幅。
- 厚さ
- スラブや基礎の厚さ。入力欄の単位はインチなので、100 mmのつもりで入れると桁が変わります。
- ロス率
- 正味の体積に対する余裕の割合(%)。
- 密度
- コンクリートの表観密度、キログラム毎立方メートル。普通コンクリートは2,400です。
打つものの大きさが分かって、生コンを手配する前、あるいは袋入りを買いに行く前に使います。いちばん間違えやすいのは厚さです。入力欄の単位を確かめずに数字を入れると、100 mmのつもりが100 inになって体積が25倍になり、しかもどこにもエラーは出ません。自分で練る場合は、ページ下の参考配合比の表がC20・C25・C30それぞれの1立方メートルあたりの材料量を与えます。打つのが壁なら、この節のレンガ計算とブロック計算が同じことをレンガとブロックで行います。1立方メートルの重さだけを知りたいときは、寸法が一切要らないコンクリート重量計算を使ってください。
計算例
10 ft × 10 ftのスラブ、厚さ4 in、ロス5%
- 面積:10 × 10 = 100 ft²(9.290 m²)
- 厚さをフィートに:4 ÷ 12 = 0.333 ft(約102 mm)
- 正味の体積:100 × 0.333 = 33.33 ft³
- ロス5%込み:33.33 × 1.05 = 35.0 ft³ = 0.99 m³
- 立方ヤードに:35.0 ÷ 27 = 1.30 yd³
- 25 kg袋が1袋0.0117 m³出るとして:0.99 ÷ 0.0117 = 84.6 → 切り上げて85袋
0.99 m³は1 m³に届きません。生コン車には最小の発注量があるので、この規模では小口料金を払うか自分で練るかのどちらかになり、85袋がその答えです。同じスラブを厚さ100 mm・5 m角にするとちょうど2.1 m³になり、これは生コン車が気持ちよく配達してくれる量です。
20 ft × 12 ftの車道スラブ、厚さ8 in、ロス10%
- 面積:20 × 12 = 240 ft²(22.30 m²)
- 厚さをフィートに:8 ÷ 12 = 0.667 ft(約203 mm)
- 正味の体積:240 × 0.667 = 160 ft³
- ロス10%込み:160 × 1.1 = 176 ft³
- 立方メートルに:176 ÷ 35.3147 = 4.98 m³(6.52 yd³)
- 25 kg袋で:4.98 ÷ 0.0117 = 425.6 → 切り上げて426袋
4.98 m³は生コン車を呼ぶ規模です。426袋は十数トンの材料で、人力では練りきれませんし、現場練りは均一性もスランプも生コンに劣ります。ロスを10%見ているのは、車道のスラブが整地しただけで型枠を立てていない地面に打たれることが多く、端からこぼれる分がスラブより多いからです。
5 m × 4 mの捨てコン、厚さ100 mm、ロス5%
- 長さに5 m、幅に4 m、厚さに100 mmをそのまま入れてかまいません。ページ側が先に換算します
- 正味の体積:5 × 4 × 0.1 = 2.0 m³
- ロス5%込み:2.0 × 1.05 = 2.10 m³
- 立方ヤードに:2.10 × 1.308 = 2.75 yd³(74.2 ft³)
- 25 kg袋で:2.10 ÷ 0.0117 = 179.5 → 切り上げて180袋
2.1 m³は生コン車が配達するきりのいい量で、このページでいちばん多く出る答えです。立方ヤードの行は同じ量を別の単位で言い直しただけです。米国では立方ヤードで売買されますが、日本で打つなら立方メートルの行だけ見れば足ります。
適用限界
表の3行は参考配合比であって施工配合比ではありません。32.5級の普通ポルトランドセメントと20 mmの砕石という組み合わせの慣用的な量級で、見積もりや量級の確認には十分ですが、実際に打つときは試験室の配合比を使い、現場では砂と砂利の実際の含水率に応じて水を差し引いてください。雨のあとの砂は水を含んでいるので、その分だけ加える水を減らします。袋数の背後にある密度も量級であって規格ではありません。普通コンクリートは2,400 kg/m³の前後で、骨材の種類・鉄筋量・含水状態によって±5%以上振れます。ですからここで出るのは概算の重さで、吊り荷重や運搬の見当には使えますが、検査には使えません。ロス率は判断です。それがいくつであるべきかを定めた規格はありませんし、基礎がどれだけ平らか、型枠を組んだか、どう流し込んでどう均すかで決まります。だから0〜50の入力欄であって、5%に固定していないのです。幾何としては等厚の直方体しか扱いません。隅が厚くなったスラブ、実が落ちた基礎梁、断面の変わる階段、勾配のついた面は、ここで出る数より多くなります。価格も含みません。コンクリートの単価、運搬費、ポンプ費、小口料金、ワイヤーメッシュはどれも別の話です。
よくある質問
- 4 m × 5 mで厚さ100 mmのスラブにコンクリートは何立方メートル要りますか
- ロス5%込みで2.1 m³、正味の体積はちょうど2.0 m³です。この数は生コン車が配達してくれる規模で、1台の最小発注量にもほぼ当たります。ここで唯一間違えやすいのは厚さです。同じスラブを150 mmで打つと3.15 m³になり、増えるのは1台分の端数です。厚さはよく測ってから入れてください。
- ロスはどれくらい見ればいいですか
- 平らに転圧して型枠を立てたスラブなら5%で足ります。掘った溝に打つ基礎、地面が水平でないところ、勾配の上に打つ場合は10%見てください。小口で1袋足りないと打ち終わらない仕事なら15%まで許容です。この数を定めた規格はないので、このページでは入力欄になっています。多めに取れば数百円多く払うだけですが、少なすぎればその日は作業が止まります。
- 1立方メートルのコンクリートは何袋分ですか
- 25 kgの袋入り乾混材が1袋0.0117 m³出るとすると、1 m³で86袋です。この数は明らかに無理があります。1 m³のコンクリートは2トン以上あり、その86袋は2トン以上の材料を運んで水を足して練るという意味だからです。ですから1〜2 m³を超える仕事は生コン車を呼んでください。袋数の行は小さな補修や1本の柱の基礎のような量に向いています。
- C20・C25・C30とは何ですか
- コンクリートの圧縮強度による等級です。C20は標準的な養生を28日行った立方体供試体の圧縮強度が20 N/mm²であることを表し、C25・C30と上がっていきます。等級が上がるほどセメント量が増え(表では1 m³あたり343 kgから461 kgへ)、値段も水和熱も増えます。表に併記したpsiは単位の換算にすぎません。C20が米国の3,000 psiに等しいとは言えません。強度の測り方が違い、円柱供試体の数値は立方体のおよそ80%になるからです。
- 厚さはセンチメートルで入れますか、ミリメートルで入れますか
- 厚さの欄は単位つきのドロップダウンです。数字を入れる前にどの単位が選ばれているかを確かめてください。100 mmと10 cmと0.1 mは同じ厚さですが、1桁間違えると体積が10倍違います。このページでいちばん大きく外れる場所でありながら、エラーは出ず、ただ大きな体積が出るだけです。
- 基礎梁や地中梁も計算できますか
- できます。等厚の直方体として、全長と幅と高さを入れてください。実が落ちている基礎梁や断面の変わるものは、ここで出る数より少し少なくなります。断面ごとに分けて足し合わせたほうが正確です。ブロック壁のモルタルや、ブロックの孔に詰めるコンクリートの量を出したい場合は、この節の別の2ページが担当します。あちらは体積ではなく個数から計算します。
参考文献
- Approximate Conversions from U.S. Customary Measures to Metric — インチ、フィート、立方フィートの換算表。このページの寸法と体積の根拠 — National Institute of Standards and Technology
- 国際単位系(SI)とは — 産業技術総合研究所 計量標準総合センター(NMIJ)