塩水の濃度計算
計算結果
塩(重量)
- 塩(大さじ)
- 11.11
- 塩(小さじ)
- 33.33
- 塩(カップ)
- 0.694
- 水(重量)
- 4,000 g
水の量と作りたい濃さを選ぶと、量るべき塩がグラム・大さじ・小さじ・カップで出ます。4リットルの水に5%の塩水なら塩は200 g、軽くすくった大さじでおよそ11杯です。ここでいう濃度は水の重さに対する塩の割合で、これは秤しかないキッチンで唯一そのまま実行できる読み方です。水を量り、塩を量り、片方を片方で割れば濃度になります。日本で塩水に漬けるといえば鶏の胸肉や豚肉ですが、レシピに「5%」とだけ書いてあっても、どう読むかで塩の量は25%ほど変わります。
塩の種類ごとの、大さじ1杯とその他の量
| 塩の種類 | 小さじ1杯(g) | 大さじ1杯(g) | カップ1/4(g) | カップ1杯(g) |
|---|---|---|---|---|
| 食塩 | 6 | 18 | 72 | 288 |
| コーシャーソルト(Morton) | 5.33 | 16 | 64 | 256 |
| コーシャーソルト(Diamond Crystal) | 2.67 | 8 | 32 | 128 |
覚えておくべきは大さじの列です。食塩は18 g、Mortonのコーシャーソルトは16 g、Diamond Crystalのコーシャーソルトは8 gです。カップは大さじ16杯、大さじは小さじ3杯という定義から来ているので、外側の2列は測った値ではなく定義どおりの値です。レシピが塩の種類を書かずに体積で指定していたら、食塩とみなしてください。この計算機はそうしています。日本の計量スプーンは小さじ5 mL、大さじ15 mLで、米国の小さじ4.93 mL、大さじ14.79 mLとは少し違いますが、この表は重さの表なので、軽くすくって平らにならせば同じグラム数になります。
よく使う濃度の塩の量、1リットルと4リットル
| 濃度(水の重さに対する%) | 水1リットルあたりの塩(g) | 水4リットルの塩(g) | 水4リットルの大さじ数(食塩) |
|---|---|---|---|
| 2 | 20 | 80 | 4.44 |
| 3 | 30 | 120 | 6.67 |
| 5 | 50 | 200 | 11.11 |
| 7 | 70 | 280 | 15.56 |
| 10 | 100 | 400 | 22.22 |
2%は鶏肉向けの軽い塩水、5%は湿塩漬けで最もよく使われる値です。7%から10%になると、塩水に漬けるというより塩漬け(キュアリング)の領域に入り、時間はずっと短くなります。大さじの列は食塩の数です。手元にあるのがコーシャーソルトなら、上の表の該当する行に切り替えてください。
公式
水のグラム数 = リットル × 1,000 · 塩のグラム数 = 水のグラム数 × 濃度 ÷ 100 · 塩の大さじ数 = 塩のグラム数 ÷ 18
- リットル
- 水の体積(リットル)。水1リットルは1キログラムです
- 1,000
- 水1リットルのグラム数
- 濃度
- 水の重さに対する塩の割合(%)。5なら水100 gに対して塩5 gという意味です
- 18
- 食塩の大さじ1杯のグラム数
レシピに「5%の塩水」とだけ書いてあって、それが何グラムなのか分からないときに使います。バケツに水を張って、そこに塩をどれだけ入れるか知りたいときにも使えます。塩水の作り方を体積で書いてあるレシピをたどる前にも、このページで確かめてください。塩は種類によって大さじ1杯の重さが2倍以上違うのに、レシピはどれを使ったのか書いていないことがほとんどです。
計算例
水4リットルで濃度5%
- 水4リットルは4 × 1,000 = 4,000 g
- その5%を重さで:4,000 × 0.05 = 200 gの塩
- 食塩の大さじにすると:200 ÷ 18 = 11.11杯
- 小さじにすると:11.11 × 3 = 33.33杯。カップにすると:200 ÷ (18 × 16) = 0.69杯
- 水が透明に戻るまで混ぜる。見ているのは塩が溶けきることです
これは「水1リットルあたり塩50 g」と同じ塩水で、塩水のレシピはたいていこちらで書かれています。水1リットルは1 kgなので、1,000 gの5%は50 gになり、2つの言い方は一致します。
水1カップで濃度2%
- 米国のカップ1杯は0.2365882365リットルで、重さは236.6 g
- その2%:236.6 × 0.02 = 4.73 gの塩
- 食塩の大さじにすると:4.73 ÷ 18 = 0.26杯
- 小さじにすると:0.26 × 3 = 0.79杯。小さじ4分の3に少し足りない程度
- これくらいの量になると、スプーンより秤のほうが正確です
小さじ1杯を下回ると、スプーンはもう計量の道具ではありません。小さじ0.79杯は、軽く山盛りの半分と平らな1杯の間のどこかになり、その差は塩の20%に当たります。鶏の胸肉1枚を漬けるのは、秤の仕事です。
適用限界
塩水のレシピに書かれた百分率は曖昧で、このページはそれを1つの読み方に決めています。水の重さに対する塩の割合、という読み方です。本当の質量分率、つまり塩 ÷ (塩 + 水) で読むと、5%は4リットルに対して190 gになり、3つ目の慣習である水1リットルあたりの塩のグラム数で読むと250 gになります。同じ言葉が190 gにも200 gにも250 gにもなるわけで、ここで使っているのは塩水のレシピが1リットルあたり何グラムと書き表すときの読み方です。上限の26%は溶解度そのものではなく、それより低い保守的な線です。塩化ナトリウムは25 °Cで水100 gに36 g溶けるので、このページは26%で止めて、水温が低い場合、不純物を含む粗塩の場合、糖や他の溶質が溶解度を下げる場合の余裕を残しています。それを超えると塩は溶けきらずに容器の底にたまるだけです。大さじ・小さじ・カップの値はすべて食塩を大さじ18 gとして計算しているので、コーシャーソルトにはそのまま当てはまりません。Diamond Crystalのコーシャーソルトは大さじ1杯が8 gで、食塩の半分以下です。下の表が3種類を別々に載せているのはそのためです。塩を体積で量るのはキッチンで最も当てにならない方法でもあります。粗いフレーク塩は細かい塩とスプーンの中での落ち着き方が違うからです。最後に、塩水に漬けるのは味付けである以前に食品の安全の話です。作業台ではなく冷蔵庫で漬けてください。
よくある質問
- 5%の塩水には塩がどれくらい入るのか
- 水1リットルあたり50 gなので、4リットルなら200 g、食塩の大さじでおよそ11杯です。ここでいう5%は水の重さに対する塩の割合で、水1リットルは1 kgなので、きりのいい50 gという数になります。レシピが質量分率の意味で5%と言っているなら、同じ塩水に塩は190 gです。この計算機は前者の読み方を使っています。
- 大さじ1杯の塩は何グラムか
- 食塩なら18 g、コーシャーソルトのMortonなら16 g、Diamond Crystalなら8 gです。Diamond Crystalが体積で置き換えられない理由がここにあります。食塩の大さじ11杯を求めるレシピは、Diamond Crystalだと大さじ25杯になります。小さじはこの3分の1で、食塩なら6 gです。
- 塩水に食塩の代わりにコーシャーソルトを使えるのか
- 使えますが、重さで量ってください。結晶の大きさが違うので、Diamond Crystalのコーシャーソルトは大さじ1杯が8 g、食塩は18 gです。食塩の大さじで書かれた塩水を同じ杯数だけDiamond Crystalで量ると、塩分は半分以下になります。2つの塩の換算はスプーンではなく重さの問題なので、塩を秤で量えばこの問題は消えます。体積で量るなら、このページの表で手元の塩の行を見てください。
- 塩水はどこまで濃くできるのか
- このページは26%で止まっていますが、それは塩が溶けなくなる手前だからです。塩化ナトリウムは25 °Cで水100 gにおよそ36 g溶けるので、水は自分の重さのおよそ3分の1の塩を抱えられます。26%という上限は、水温が低い場合や不純物を含む粗塩、加えた糖の分の余裕です。飽和を超えると、塩を足しても濃い塩水にはならず、容器の底にたまるだけです。水に対する塩の割合は上がらなくなります。
- 塩水は冷水と湯のどちらで作るのか
- 湯のほうが塩はずっと速く溶け、冷水のほうが多く溶けます。水1リットルを20 °Cから25 °Cに温めても溶解度はわずかしか上がりません。ここで26%と36%の差は余裕であって温度の話ではないので、水を温める実用的な理由は速さであって、溶ける量ではありません。温めた場合は、肉を入れる前に完全に冷まし、漬けている間は容器を冷蔵庫に入れてください。
参考文献
- Ingredient Weight Chart — 食塩とコーシャーソルトの重さ — King Arthur Baking Company
- Sodium chloride — 水への溶解度 — National Center for Biotechnology Information, PubChem