メインコンテンツへスキップ
CalcMax

ホイールオフセット計算

範囲:3 in〜20 in

範囲:-100 mm〜100 mm

範囲:3 in〜20 in

範囲:-100 mm〜100 mm

計算結果

5.68 in

新しいバックスペース

現在のバックスペース
5.40 in
内側クリアランスの変化
-7.0 mm
外側への張り出し量の変化
31.1 mm

ホイールオフセット計算は、リム幅・オフセット・バックスペースという、同じ1つのホイールを表す3つの言い方をたがいに換算し、交換したときにリムの両端がどれだけ動くかを出すものです。オフセットはETとも書き、取り付け面からリムの中心線までの距離をミリメートルで表したものです。取り付け面が中心線より外側にあるときが正で、ホイールの銘板には +42のように書かれます。和文では正のオフセットをインセット、負のオフセットをアウトセットと呼びます。バックスペースは取り付け面からリムの内側の端までの距離で、アメリカのアフターマーケットはこれをインチで測ります。ここで単位が混ざっているのはそのためで、揃えるほうが間違いです。9J ET30のホイールはバックスペースが5.68インチで、どちらの数も実際の会話で使われます。7.5インチET42から9インチET30に替えると、バックスペースは5.40から5.68インチへほとんど動きません。ところがリムの端は動きます。外側の端は31.1 mm外へ出て、そのうちオフセットの変化は12 mmだけです。残りの19.05 mmはリムが太った1.5インチの半分で、この半分を落とすのがこのページの防ぎたい間違いです。内側の端も7.0 mm外へ動くので、太いホイールはオフセットの数字だけが示すより足回りに優しいことがよくあります。外側の数字は、タイヤやホイールのはみ出し量を確かめるのにも使えます。

オフセットとバックスペースの早見表

オフセット(mm)7インチリム8インチリム9インチリム10インチリム
-103.113.614.114.61
03.544.55
103.894.394.895.39
204.294.795.295.79
254.484.985.485.98
304.685.185.686.18
354.885.385.886.38
405.075.576.076.57
455.275.776.276.77
505.475.976.476.97
555.676.176.677.17

どの枠もバックスペースをインチで表したものです。行を横に読むと同じオフセットで4つのリム幅が並び、列を縦に読むと同じオフセットのままリムが太っていきます。0 mmの行が基準で、ここではバックスペースがリム幅のちょうど半分になります。負のオフセットはワイドボディとオフロードの側で、35から55が前輪駆動車とSUVの工場出荷域です。表は幾何なので、端がどこにあるかは分かりますが、車にその余裕があるかまでは分かりません。日本ではタイヤがフェンダーからはみ出した状態は車検で問題になるので、外側の数字はその確認にも使えます。

公式

バックスペース = リム幅 ÷ 2 + オフセット、フロントスペース = リム幅 − バックスペース

currentWidth
いま付いているリム幅(インチ)
currentOffset
いま付いているオフセット(ET、ミリメートル)
newWidth
新しいリム幅(インチ)
newOffset
新しいオフセット(ET、ミリメートル)

ホイールを選んでいて、いま付いているものに対してどれだけ動くかを知りたいときに使います。ヨーロッパの売り手はET、アメリカの売り手はバックスペースと、自分が考えないほうの表記で来たときにも使えます。役に立つのは変化量のほうです。まずいまのホイールを自分自身と突き合わせ、次に候補と突き合わせて、内側と外側の2つの数を比べてください。あるリム幅とオフセットのバックスペースだけが欲しいなら、下の表に4つのリム幅と11のオフセットの組み合わせがすでに計算してあります。

計算例

  1. 7.5インチET42を9インチET30に替える

    1. いまのバックスペース:7.5 ÷ 2 = 3.75インチに、42 mm(1.65インチ)を足して5.40インチ
    2. 新しいバックスペース:9 ÷ 2 = 4.50インチに、30 mm(1.18インチ)を足して5.68インチ
    3. 内側の端:取り付け面が5.68 − 5.40 = 0.276インチぶん内側の端から離れるので、内側の余裕は0.276 × 25.4 = 7.0 mm減る
    4. 外側の端:フロントスペースは7.50 − 5.40 = 2.10インチから9.00 − 5.68 = 3.32インチになる
    5. その差3.32 − 2.10 = 1.22インチ、つまり31.1 mm外へ出る

    オフセットの変化は12 mmなのに、外側の端は31.1 mm動きました。足りない19.05 mmは、リムが太った1.5インチのちょうど半分です。オフセットはホイールが自分の中心線に対してどこに座るかを決め、リム幅は端がその中心線からどれだけ離れるかを決めます。交換で動くのは2つの和なので、オフセットの変化だけを示すと、太いホイールの分を半分ほど小さく見積もることになります。

  2. 8インチET35を9インチET45に替える

    1. いまのバックスペース:4.00 + 1.38 = 5.38インチ
    2. 新しいバックスペース:4.50 + 1.77 = 6.27インチ
    3. 内側の端:0.892インチぶん足回りに近づき、余裕は22.7 mm減る
    4. 外側の端:フロントスペースは2.62インチから2.73インチになるので、外へ出るのは2.7 mmだけ

    1つめの例の裏返しで、両方の出力を出している理由でもあります。リムは1インチ太く、オフセットは10 mm大きいので、増えたぶんは内側へ入ります。外側の端はほとんど動かず、内側の端が22.7 mm失います。このホイールを組むときの危険は反対側で、当たるのはフェンダーではなくストラットやブレーキキャリパーのほうです。

  3. 同じホイールを入れ直す:8インチET0から8インチET0

    1. オフセット0は取り付け面が中心線の上にあるので、バックスペースはリム幅の半分:8 ÷ 2 = 4.00インチ
    2. 何も変わっていないので、どちらの端も0.0 mm

    自分の確認用に一度走らせてください。同じホイールを2回入れれば、変化量はどちらも0になるはずです。0にならないなら、4つの欄のどれかが入れ替わっているか、オフセットの符号が反転しています。オフセットの符号間違いはよく起きます。正のETはホイールを内側へ、負のETは外側へ動かすからです。

適用限界

ここにあるのは幾何だけです。そのホイールが実際にその車に付くかどうかは、フェンダーの形・ストラットの位置・ブレーキキャリパーの大きさ・ハンドルをいっぱいに切ったときの角度で決まり、そのどれも入力にはありません。同じボルトパターンと同じ公称サイズのホイールが付く2台でも、余裕はまるで違うことがあります。内側の余裕の変化は、いま付いているホイールとの比較で、そのホイールにあなたが思っているだけの余裕があることを前提にしています。基準がすでに擦っているなら、ここに出る数はすべて悪い出発点からの相対値です。リム幅はビードとビードのあいだの幅で、ホイール全体の幅ではありません。オフセットはホイールにETとミリメートルで刻印されているので、売り物の表記ではなく現物で確かめてください。同じ型番でも複数のオフセットがあります。タイヤの幅は入っていません。同じリムに太いタイヤを組めば、外側の端は幅の増加分のおよそ半分だけさらに出ますし、実際に擦るのはたいていそこです。

よくある質問

オフセットとバックスペースの違い
オフセットはリムの中心線まで測った距離で、符号付きのミリメートルで表します。バックスペースは内側の端まで測った距離で、インチで表します。片方はホイールの性質で、もう片方はホイールを外して物差しを当てたときに読める数です。換算は バックスペース = 幅 ÷ 2 + オフセット で、オフセットは先にインチへ直します。9インチET30ならバックスペースは5.68インチです。
オフセットがミリで、バックスペースがインチなのはなぜか
出自が2つの市場だからです。オフセットはヨーロッパの習慣で、ETが刻印されたホイールはすべてミリメートルです。バックスペースはアメリカの習慣で、アメリカの売り手はインチで表記します。リム幅はどちらでもインチなのが罠で、式の中の2つの項が違う単位になります。3.75に42を足すと45.75になりますが、そのホイールの実際のバックスペースは5.40インチです。
リムを太くするとどれだけ外へ出るのか
幅の増加分の半分に、オフセットの変化量を足したぶんです。7.5インチから9インチにすると、オフセットを考えに入れる前に、端はそれぞれ0.75インチ、つまり19.05 mm外へ出ます。ET42からET30に減らすと、そこにさらに12 mmが加わります。合計は31.1 mmで、12 mmだけを示すと3分の2近くを小さく見積もることになります。
負のオフセットとは何か
取り付け面が中心線より内側にあるということで、ホイールの多くの部分がハブ面より外にあり、車体から張り出します。デッシュの深いホイールやワイドボディ用が負で、工場出荷の前輪駆動車はおおむねET35からET50のあいだです。ET-12からET-25にすると、リム幅が同じでもホイールは13 mm外へ出て、幅が変わっていないので両端とも同じ13 mm動きます。
9インチET30のホイールは自分の車に付くのか
このページが答えられるのは、いまの7.5インチET42に対して、内側のクリアランスが7 mm減り、外側の端が31.1 mm外へ出るということまでで、それが当たらないかどうかではありません。付けばどうかはホイールではなく車が決めます。フェンダーの形・ストラットの位置・キャリパーの大きさ・切れ角のすべてが関係するので、変化量の数字を目で見える余裕と比べて判断し、買う前に測ってください。このツールが省いてくれるのは計算であって、巻き尺ではありません。

参考文献

関連する計算ツール