壁紙計算
計算結果
購入するロール数
- 裁断するストリップ数
- 24
- 1ロールあたりのストリップ数
- 4
- 表面積(平方フィート)
- 320 ft²
- 表面積(平方メートル)
- 29.73 m²
壁紙計算は、貼る壁の総長さ・層高・ロールの規格・柄のリピートを入れて、買うロール数を出す道具です。このページは面積ではなく本数で数えます。壁紙は面積で売られていないからです。まず壁の総長さをロールの幅で割って、必要なストリップの本数を出します。40フィートの壁を20.5インチ(1.708フィート)のロールで貼るなら23.4本、切り上げて24本です。次に1本の長さを決めます。層高がそのまま1本の長さになりますが、柄合わせのある壁紙は柄が1周期ぶんずれるので、その分を1本ごとに足します。層高8フィートで柄のリピートが12インチなら1本9フィートです。最後に、ロール1本からその長さのストリップが何本取れるかを出します。33フィートのロールから9フィートのストリップは3本、余りは6フィートで、4本目には足りません。ここは切り捨てです。24本を3本で割って8ロール。これが答えです。ロス率の欄がないのは手抜きではなく、この3か所でそれぞれ切り上げと切り捨てが入っているからです。そこへさらに1割を足すと、同じ余分を二重に数えることになります。なお本ページが出すのはロール数です。塗料の缶数を出したいときは、別のページを使ってください。
ロール規格ごとの面積と取れる本数
| ロールの規格 | 1ロールあたりの面積(平方メートル) | 1ロールあたりの面積(平方フィート) | 2.4メートルの層高での1ロールあたりのストリップ数 |
|---|---|---|---|
| 米国ダブルロール(20.5インチ × 33フィート) | 5.24 | 56.37 | 4 |
| 米国シングルロール(20.5インチ × 16.5フィート) | 2.62 | 28.19 | 2 |
| 国内標準ロール(53センチ × 10メートル) | 5.3 | 57.05 | 4 |
| 幅広ロール(106センチ × 10メートル) | 10.6 | 114.1 | 4 |
4列目は層高2.4メートル、柄合わせなしのときの数です。柄のリピートがあるとストリップ1本がその分だけ長くなるので、この数は減ります。上の計算機は層高と柄のリピートを入れて同じ割り算をしますから、層高が2.4メートルでない壁ではそちらの数を使ってください。面積の2列は、ロールの面積と壁の面積を比べるためのものです。ただし壁の面積をロールの面積で割ればロール数が出る、というわけではありません。ロールは本数で使うからです。1本の長さが層高より少し長いだけで、ロールの端に使えない余りが出ます。日本の53センチ × 10メートルのロールは2.4メートルの層高でちょうど4本、余りが2.8メートルです。同じロールでも層高が2.6メートルになると3本に減ります。
公式
ロール数 = ceil( ceil( 壁の総長さ ÷ ロール幅 ) ÷ floor( ロールの長さ ÷ ( 層高 + 柄のリピート ) ) )
- 壁の総長さ
- 壁紙を貼る壁の総長さ。基準はフィートです。
- 層高
- 床から天井までの高さ。ストリップ1本の長さになります。基準はフィートです。
- ロール幅
- ロールの幅。基準はインチです。
- ロールの長さ
- ロール1本の長さ。基準はフィートです。
- 柄のリピート
- 柄が何フィートごとに繰り返すか。ストリップ1本ごとにこの長さを足して柄を合わせます。単位はインチで、無地またはフリーマッチなら0です。
壁紙を決めてから使います。ロールの幅と柄のリピートは製品ごとに決まっていて、この2つが答えを決めるからです。壁の総長さは1面ずつ測って足すのではなく、部屋の周囲の長さで測ってください。煙突や出窓、作り付けの棚があると4面の長さはそろいません。開口部は差し引きません。ストリップは窓やドアのところでも切らずに上から下まで1本通すからです。柄合わせの要る壁紙では、リピートの長さを1本ごとに足してください。壁一面のストリップは隣どうしで柄がつながっていなければならないので、1本1本が柄の周期に合わせて長くなり、そのぶんロールから取れる本数が減ります。リピートが12インチなら1本あたり1フィート、層高8フィートの壁では12パーセント長くなります。なお本ページが出すのはロール数です。塗料の缶数を出したいときは、別のページを使ってください。
計算例
12 × 15 ftの部屋、20.5インチ × 33フィートのロール、柄合わせなし
- ストリップ数:ロール幅20.5インチ = 1.708フィート、40 ÷ 1.708 = 23.4、切り上げて24本
- ストリップ1本の長さ:層高8フィート、柄合わせはなし
- 1ロールあたりの本数:ロール長33フィート、33 ÷ 8 = 4.125、切り捨てて4本
- ロール数:24 ÷ 4 = 6ロール
- 壁の面積(見積もりの検算用):40 × 8 = 320平方フィート(29.73平方メートル)
これはこのページの既定値そのものです。33フィートのロールから8フィートのストリップが4本取れて、余りは1フィート。この余りはストリップとしては使い道がありませんが、ドアや窓の上の短いところには使えます。壁の面積320平方フィートと6ロールは同じ数ではありません。ロールは面積ではなく本数で売られていて、間に入るのがこの切り捨てと、ドアの上の端材だからです。
同じ部屋で柄のリピートが12インチ
- ストリップ数:40 ÷ 1.708 = 23.4、切り上げて24本
- ストリップ1本の長さ:層高8フィート + 柄のリピート12インチ(1フィート)= 9フィート
- 1ロールあたりの本数:33 ÷ 9 = 3.67、切り捨てて3本
- ロール数:24 ÷ 3 = 8ロール
- 壁の面積(見積もりの検算用):40 × 8 = 320平方フィート(29.73平方メートル)
同じ壁、同じロールで、柄合わせがあるだけで6ロールが8ロールになります。1本が1フィート長くなるだけですが、33 ÷ 8 = 4.125が33 ÷ 9 = 3.67になった瞬間に、1ロールから取れる本数が4本から3本に落ちるからです。段差はここにあります。リピートが1インチ増えて切り捨ての境目を越えると、1ロールまるごと損をします。柄のリピートは必ず製品の表示で確かめてください。
56フィートの壁、層高9フィート、53センチ × 10メートルのロール
- ストリップ数:ロール幅53センチ = 1.739フィート、56 ÷ 1.739 = 32.2、切り上げて33本
- ストリップ1本の長さ:層高9フィート、柄合わせはなし
- 1ロールあたりの本数:ロール長10メートル = 32.81フィート、32.81 ÷ 9 = 3.64、切り捨てて3本
- ロール数:33 ÷ 3 = 11ロール
- 壁の面積(見積もりの検算用):56 × 9 = 504平方フィート(46.82平方メートル)
この例だけ入力がメートル規格です。53センチ幅・10メートル巻きのロールは、フィートに直すと20.87インチ・32.81フィートという半端な数になりますが、計算は同じです。層高9フィートの壁では10メートルのロールから3本しか取れず、余りは3.8フィートしかありません。層高が3メートルを超えると1ロールから2本しか取れなくなり、必要なロール数が一気に増えます。天井が高い部屋ほど壁紙が高くつくのはこのためです。
適用限界
ロール数は、指定したロールと柄のリピートについては正確ですが、その数は「壁が四角で、開口部の位置が素直で、柄が規則正しく繰り返す」という前提の上にあります。まず開口部の扱いです。このページは窓とドアの面積を差し引いていません。ストリップは上から下まで1本通すので、窓のところでも切らずに済むからです。ただし窓やドアの上の短いストリップは端材から取ることになり、その端材が足りるかどうかは開口部の位置次第です。ドアや窓が上下に並んでいる壁は端材がよく回りますが、1面に1つだけ開口部がある壁では足りません。そういう部屋では1ロール多く買ってください。次に柄合わせの実際です。このページは柄のリピートを1本ごとにそのまま足しています。実際の壁紙は柄の位置を合わせるために、リピートの長さぶん余分に切り落とすことがあり、特に柄が大きい壁紙では1本あたりの捨て代がリピート1周期の半分に達します。リピートが18インチを超える壁紙では、柄の周期を1本ごとに1回ではなく2回足して見てください。3つ目に、このページは壁紙だけを数えています。糊、下地処理剤、パテ、そして施工の道具は入っていません。糊はロール数ではなく面積で決まり、1袋で何平方メートルという表示があります。最後に、ロールはすべて同じロットで買ってください。壁紙は柄ごとに色が微妙に違い、あとから足すと同じ柄でも色が合いません。このページのロール数に予備を1本足しておくのは、そのためです。
よくある質問
- 12 × 15 ftの部屋に壁紙は何ロール必要ですか
- 20.5インチ幅・33フィート巻きのロールで柄合わせなしなら6ロールです。周囲40フィートをロール幅1.708フィートで割って23.4本、切り上げて24本。層高8フィートなので1ロールから33 ÷ 8 = 4.125で4本取れます。24 ÷ 4 = 6ロールです。柄のリピートが12インチあると1本が9フィートになり、1ロールから3本しか取れず8ロールになります。
- 窓とドアは差し引くのですか
- 差し引きません。ストリップは窓やドアのところで切らずに、上から下まで1本通します。壁紙は継ぎ目を横に作らないものだからです。だから開口部の面積を引いてしまうと、かえって足りなくなります。窓やドアの上の短いところはストリップの端材から取ることになりますが、その端材が足りるかどうかは開口部の並び方次第です。1面に開口部が1つだけの壁では、予備を1ロール見ておいてください。
- 柄のリピートとは何ですか、どこに書いてありますか
- 柄が何フィートごとに繰り返すかという数です。ロールのラベルや見本帳に「リピート 12インチ」のように書いてあります。無地やフリーマッチの壁紙は0で構いません。この数だけストリップ1本が長くなるので、ロールから取れる本数が減ります。層高との組み合わせで段差が出るのが怖いところで、リピートが1インチ増えて切り捨ての境目を越えると、1ロールまるごと損をします。
- このページにロス率がないのはなぜですか
- この算式がすでに3か所で切り上げと切り捨てをしているからです。ストリップ数は切り上げ、1ロールあたりの本数は切り捨て、ロール数はまた切り上げます。さらに柄合わせのぶんだけ1本ずつ長くなっています。そこへロス率を掛けると、同じ余分を二重に数えることになります。実際の余りはロールの端と開口部の上の端材として出ます。心配なら、このページの答えに1ロール足してください。
- ロールが短すぎるときはどうなりますか
- 1ロールからストリップが1本しか取れない、という状態です。層高と柄のリピートを足した長さがロールの長さの半分を超えるとそうなります。33フィートのロールなら、1本の長さが16.5フィートを超えると1本しか取れません。天井の高い部屋、柄のリピートが大きい壁紙、そしてロールが短い製品の3つが重なるときに起こります。この場合、必要なロール数はストリップ数と同じになります。
- どのロール規格を買えばよいですか
- 貼る壁の寸法と、柄の大きさで決まります。53センチ × 10メートルのロールは細かい柄と小さい部屋に向き、106センチの幅広ロールは大きい柄と広い壁に向きます。幅広ロールはストリップの本数がほぼ半分になるので、柄が大きいほど有利です。米国のダブルロール(20.5インチ × 33フィート)は53センチ × 10メートルとほぼ同じ面積ですが、長さが違うので1ロールから取れる本数は同じとは限りません。
参考文献
- Approximate Conversions from U.S. Customary Measures to Metric — インチ・フィートとメートルの換算表。このページの基準単位の根拠 — National Institute of Standards and Technology
- The International System of Units (SI Brochure) — ロールの幅と長さの換算先であるメートルの定義 — Bureau International des Poids et Mesures