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CalcMax

犬のカロリー計算

範囲:0.50 kg〜150 kg

計算結果

993 kcal

1日あたりのカロリー

範囲の下限
927 kcal
範囲の上限
1,059 kcal
安静時エネルギー要求量
662 kcal

犬のカロリー計算は、犬が1日に何キロカロリー食べるべきかを答えます。出発点は安静時エネルギー要求量、つまり何もしないでいても消費するエネルギーで、そこにライフステージごとの係数を掛けます。この一手間があるために、避妊・去勢済みの成犬と成長中の子犬とそりを引く作業犬が、同じ体重からまったく違う数になります。必要な入力は体重だけです。

ライフステージ別の係数と、体重10 kgでの値

ライフステージ係数(× RER)体重10 kgでの1日量の下限(kcal)体重10 kgでの1日量の上限(kcal)
避妊・去勢済みの成犬1.4〜1.6551630
未避妊・未去勢の成犬1.6〜1.8630709
運動不足または肥満傾向1.0〜1.2394472
減量プログラム1.0394394
妊娠中、最初の4週間3.011811181
子犬、4か月未満3.011811181
子犬、4か月から成犬まで2.0787787
作業犬、軽作業1.6〜2.0630787
作業犬、中等度の作業2.0〜5.07871968
作業犬、重作業5.0〜11.019684330

係数の列はAAHAガイドラインの一覧そのままで、こちらでは変えていません。うしろの2列は各係数を体重10 kgの犬に当てはめた値です。その犬の安静時エネルギー要求量は70 × 10^0.75 = 394 kcalで、係数の大きさを一目で読めるように置いてあり、上で入力した体重では動きません。範囲ではなく1つの数であるステージでは、2つのカロリー列は同じ値になります。授乳は意図的に外しています。ガイドラインは子犬の数と授乳の週によって3.0から6.0以上としており、この表にはそれを表す手立てがないためです。表の中の数は計算結果をそのまま出しているので、4桁の数にも3桁ごとの区切りは入っていません。

公式

RER = 70 × 体重(kg)^0.75。1日のカロリー = RER × 係数(ライフステージ別の倍率。下限と上限は、その範囲の両端をRERに掛けた値)

体重
犬の体重(kg)。0.75乗するので、体重が2倍の犬に必要なカロリーは約1.7倍であって2倍ではありません
RER
安静時エネルギー要求量。70 × kg^0.75で求まり、どのライフステージでも同じ値になるので、犬どうしを比べるための数になります
係数
ライフステージごとの倍率。運動不足の成犬で1.0、重作業の作業犬で11.0まであります。ほとんどのステージは1つの数ではなく範囲で公表されています
1日のカロリー
係数の範囲の中央での1日あたりのカロリー。端数のないキロカロリーに丸めます。範囲の両端も出すのは、範囲の広さがステージによって2倍以上違うからです

犬のカロリー計算を使う理由は2つあります。1つは分量を決めるためです。フードの袋に印刷された給与量は体重の幅で区切られていて、しかも未避妊・未去勢の成犬を前提にしていることが多く、その犬に本当に必要なカロリーは袋の提案よりかなり下にあることがあります。袋に従うことは、犬を太らせる最もよくある道の1つです。もう1つは、すでに続けている給餌を確かめるためです。今の量で体重がじわじわ増えているなら、動物病院に持っていくべきなのはこの算数です。係数の表は答えを最も動かすステージを押さえています。とくに子犬の餌の量はよく間違えられます。4か月未満の子犬は安静時エネルギー要求量の3倍、4か月を過ぎた子犬は2倍必要なためです。

計算例

  1. 体重20 kgの避妊・去勢済み成犬

    1. 安静時エネルギー要求量:70 × 20^0.75 = 70 × 9.457 = 662.0 kcal
    2. 避妊・去勢済みの成犬の係数は1.4〜1.6なので、中央は1.5
    3. 662.0 × 1.5 = 993 kcal/日
    4. 範囲の両端:662.0 × 1.4 = 927、662.0 × 1.6 = 1,059

    これはこのページの初期値なので、読者が最初に見る数でもあります。ここでは範囲が狭く、927〜1,059、およそ14%の幅です。体重が安定している成犬では典型的な狭さです。

  2. AAHAガイドラインの計算例:10 lb、4.5 kgの避妊・去勢済み成犬

    1. 10 lbは4.5 kg(正確には4.536 kg)
    2. 安静時エネルギー要求量:70 × 4.5^0.75 = 70 × 3.090 = 216.3 kcal
    3. ガイドラインはこの段階を216と印字していて、掛け算の前に丸めています
    4. 216.3 × 1.4 = 302.8なので、1日303 kcalになります
    5. ガイドラインの印字は302で、1キロカロリーだけ違います

    1キロカロリーの違いは、丸めて消すより読んでおく価値があります。ガイドラインは掛ける前に安静時エネルギー要求量を216に丸め、このページは丸めていない216.3をそのまま使います。どちらも自分が主張する精度の範囲では正しく、安静時エネルギー要求量は独立した行に出しているので、違いがどこから来たのかはそのまま見えます。

  3. 4か月未満の8 kgの子犬

    1. 安静時エネルギー要求量:70 × 8^0.75 = 70 × 4.757 = 333.0 kcal
    2. 4か月未満の係数は3.0で、範囲ではなく1つの数です
    3. 333.0 × 3.0 = 999 kcal/日
    4. そのためカロリーの3行はすべて同じ数になります

    この年齢の子犬は、安静時エネルギー要求量が示す量のおよそ3倍を食べます。同じ犬が成犬になってから食べる量の約2倍です。推測が最も外れやすいステージで、フードの袋がいちばん役に立たないところでもあります。子犬用フードは、想定される成犬体重の広い幅で給与量が印刷されているからです。

適用限界

これは集団の平均に基づく推定であって、1頭の犬への処方ではありません。同じ体重で同じライフステージの犬でも、体重を一定に保つのに必要な量は20%違うことがあります。ですからこの数は出発点として扱い、その犬に照らして調整してください。授乳は表に入っていません。AAHAのガイドラインは授乳を3.0から6.0以上としており、それは子犬の数と授乳の週によって変わりますが、このページにはどちらの入力もありません。係数は健康な犬のためのものです。病気の犬、手術から回復中の犬、がんの治療を受けている犬はエネルギー必要量が異なり、動物病院の計画に従って給餌されるべきです。安静時エネルギー要求量も、重症の患者に当てるべき基準ではありません。その場合は獣医が病気の係数を使います。最後に、答えはキロカロリーであってグラムではありません。それを1回分の量に変えるにはフードに印刷された熱量密度が要り、それは別の計算です。

よくある質問

犬は1日に何カロリー食べるべきなのか
安静時エネルギー要求量に、ライフステージごとの係数を掛けます。安静時エネルギー要求量は体重(kg)の0.75乗の70倍で、体重20 kgの犬なら662 kcal、避妊・去勢済みの成犬の係数1.4〜1.6を掛けると1日927〜1,059 kcalになります。これは目標ではなく出発点です。2週間ほど与えてみて、犬の体重がどう動くかで調整してください。
安静時エネルギー要求量とは何か
体温を保てる室温で、絶食してじっとしている犬が消費するエネルギーです。呼吸と血液の循環と細胞を生かしておくためのコストで、歩くこと・成長すること・暖をとることは何も入っていません。体重(kg)の0.75乗の70倍として計算します。活動やライフステージの項を一切含まないので、2頭の犬を直接比べられる唯一の数であり、入院中の犬にどれだけ与えるかを計画するとき獣医がまず手に取る数でもあります。
カロリーが1つではなく3つ出るのはなぜか
公表されている係数が範囲だからです。避妊・去勢済みの成犬は安静時エネルギー要求量の1.4〜1.6倍、そり犬の重作業は5.0〜11.0倍で、幅は2倍以上あります。1つの数にすると、最も広いステージが最も狭いステージと同じ精度に見えてしまいます。そこで範囲の中央を見出しに出し、その下に両端を並べています。両端が大きく離れているなら、それは係数の表がその犬を絞り込めていないという正直な読みで、体重の推移のほうを見るべきだという意味です。
避妊・去勢した犬はしていない犬より少吃べきなのか
はい、少しだけです。避妊・去勢済みの成犬の係数は1.4〜1.6、未避妊・未去勢の成犬は1.6〜1.8なので、避妊去勢は推定値をおよそ10〜15%下げます。多くの人が思うより小さな効果で、避妊去勢のあとにふつうに起きる食欲と活動量の変化よりずっと小さいものです。だから体重の増加を捕まえるのは係数ではなく体重の推移のほうなのです。
子犬や作業犬にも使えるのか
どちらも表に入っていますし、どちらも注意が要ります。4か月未満の子犬は係数3.0、4か月から成犬までは2.0で、多くの飼い主が出会う中で最も高い係数です。しかも年齢とともに変わるので、子犬が育つにつれて計算し直す必要があります。作業犬は範囲が意図的に広く、軽作業は1.6〜2.0、中等度は2.0〜5.0、重作業は5.0〜11.0です。作業日のエネルギー消費は地形・気温・どれだけ本気で引くかで決まり、そのどれも計算ツールには見えないからです。

参考文献

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